お金を増やす方法
のむさんです。
今日は、山崎元さんと大橋弘祐さんの著書「難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えて下さい!(文響社)」をご紹介します。
結論、資産運用の初心者がすべき「お金を増やす方法」は以下です。
①貯金から当面の生活費を除いたお金を「安全資産(A)」と「リスク運用資産(B)」に分ける
②ネットの証券会社に口座を開く
③安全資産(A)で個人向け国債「変動10年型」を買う
④「NISA」に口座を開く
⑤リスク運用資産(B)で、国内と海外のインデックスファンドを半々ずつ買う
(1.上場インデックスファンドTOPIXと 2.ニッセイ外国株式インデックスファンド)
⑥お金が溜まり追加で投資信託を買う時は、国内と海外のインデックスファンドが半々になるように買う
①について
銀行に貯金しているお金をもっと金利の良いとこにおきたい。しかし、リスク投資によって資産が減るのも怖い。と思いませんか?
そこで、絶対減ってほしくない「安全資産(A)」と、増えるかもしれないし減るかもしれない「リスク運用資産(B)」にまず分割して管理します。
そして、「安全資産(A)」は国債、「リスク運用資産(B)」は投資信託によって運用していきます。細かい手順は②以降で書きます。
②について
投資するために証券口座を開くのは、銀行窓口などでもできます。
しかし、銀行は人件費や土地代が多くかかります。
この人件費や土地代は、私達の投資するお金から手数料として、銀行に取られているのです。
そこで、人件費も土地代も安い「ネットの証券会社」に口座を開きましょう。
SBI証券や楽天証券、マネックス証券あたりの大手ならOKです。
③について
安全資産(A)は、個人向け国債「変動10年型」を買いましょう。
銀行は金利が0.12%なのに対し、国債の金利は0.35%です。(2015年9月時点)
また、国債は「国」にお金を貸しているため、銀行に貸すよりも安心です。
しかも、銀行は倒産した場合には、1000万円までしか返金保証がありません。
それに対し、国は最悪お金を沢山刷ることができるため、返せない可能性はほぼないのです。
国債のプランは以下の3つがあります。
「固定3年型」
「固定5年型」
「変動10年型」
「固定型」は利率が一定で、「変動型」は利率がその時代の平均金利により変化します。
例えば、将来銀行の利率が5%に上がった場合は、国債の金利を「固定型」で0.35%一定だったら、銀行に置いておくことに対して、損をすることになります。反対に、将来の銀行利率が下がる場合は、得をすることになります。
ここで大切なのは、なぜ国債を買うかです。
国債を買う理由は、「絶対損をしないため」なので、よりリスクに強い「変動型」にしましょう。
ちなみに、「変動10年型」はペナルティを払うことで、1年後から引き出すことができます。ペナルティと聞くと怖いですが、これは過去1年分の金利分だけを払えば良いので、途中で引き出すからといって損をすることはありません。
④について。
NISAとは、国が勧めている、投資の税金を安くする方法です。
具体的には、1年間で120万円までの投資に対する利益が、5年間非課税になります。(2016年時点)
本来、投資の利益に対しては、住民税と所得税合わせて20%が課税されます。
例えば、NISAの口座で投資信託を100万買い、それが5年後に120万になると、本来は20万円の20%である4万円が税金で引かれます。しかし、NISAの口座ならこの4万円を払わなくて良いのです。
日本は他国に比べ預金額が多く、投資運用している人が少ないです。そんな中、少子化で年金財政が乏しくなっているため、国は個人が資産運用しやすいよう「NISA」の制度を実施しているのです。
⑤について
リスク運用資産(B)とは、平均すると5%/年のプラスになるが、最悪-33%/年減るリスクがある投資のことです。
このリスク運用資産(B)では、以下のインデックスファンドを半々ずつ買うと良いです。
1.上場インデックスファンドTOPIX
2.ニッセイ外国株式インデックスファンド
なぜこの2つが良いかというと、それは単純に手数料が少ないからです。
また、投資信託にはアクティブファンドとインデックスファンドがあります。
アクティブファンド=人が選んでいる
インデックスファンド=機械的に選んでいる
そのため、人が選んでいるアクティブファンドの方が、人件費がかかりコスト増になります。だから、インデックスファンドを選ぶようにしましょう。
今日は以上です。
PS.今日ポジティブだったこと
深夜寝る前に読書、朝モーニングで読書できました。久しぶりにしっかりとインプットしました。今まで知らなかった「為になる」ことが知れるのは楽しいし、読んだあとの満足感が高いですね。