のむさんのブログ

自動車メーカー2年目の私が,就活や本,アニメについて綴ります.

自由な校風が良いのか?

のむさんです。

 

今日も、麹町中学校の工藤校長の著書

「非常識な教え」

のご紹介の続きをします。

 

今日は校風についての話です。

 

皆さんは、厳格な規律がある学校の方が、

子供が社会性を身に着けられるから、良いと思うでしょうか?

 

それとも、自由で、縛るもののない校風の方が、

のびのびとした心を育めるため、良いと思うでしょうか?

 

麹町中学校ではなんと、細かい校則はほとんどなく

服装や頭髪指導もありません。

 

これは、学校は自由な校風の方が良いという信念から

来ているのではありません。

 

工藤校長は、

「大事にしている概念のなかに、ただ校則がないだけだ」

と言います。

 

例えば、イスラム教徒の女性がヒマールやヒジャブのような

頭をスカーフで覆う服装をしています。

 

これは、自らに服装の制限を設けることで心が成長するから

やっているのでしょうか?

 

それとも、イスラム圏の女性は、遺伝的または環境的な理由から

頭部を布で覆う科学的必要性があるのでしょうか?

 

そのどちらでもなく、イスラム教では女性は

ヒマールやヒジャブのような服装をするべきという、

戒律があるからです。

 

そのルールの内容の違いに、心理的または科学的な違いは

それほどなく、ただ文化として違っているだけなのです。

 

ではなぜ、日本の校則では頭髪や服装の規則があるのかというと、

これも、文化や固定概念や慣習のようなもので、

その違いをほかの文化と比較したり、やるやらないの意義を考えても

あまり意味のないことだと思います。

 

 

確かに、文化や宗教は大切なものかもしれません。

 

しかし、学校教育の本質的目標である、社会で活躍できる人材を育てる

ということと照らし合わせると、そこまで重要視することではないと思えます。

 

校則を厳格に守らせることに時間を使うのではなく、

本来教えるべき、社会で活躍するための非認知スキルの習得や、

人権上の大切なことを教えるのに、時間を割くべきです。

 

教育の本質としてたいして重要でない「校則」を

大人たちが勝手にクローズアップして、

大きな問題として取り上げてしまっているだけなのです。

 

ですから、校則の厳しさについては、そもそも議論するような

ものではなく、もっと子供たちのためになることを話しあっていきましょう。

 

結論、

無意味なこと(校則)を問題として取りあげるのではなく、

もっと本質的なこと(非認知スキル)に目を向け、そこに時間を割こう

 

ということです。

 

それでは。

 

PS。今日のポジティブなこと

・お酒飲んで凄く眠くても、ちゃんと本読んでブログ書いて

 習慣を守り抜いた自分を誇りに思います。