子どもの不幸を消す方法
のむさんです。
今日も引き続き
麹町中学校の校長工藤さんの著書「非常識な教え」
を紹介します!
今日は子供の不幸を消す方法についてです。
なぜ人は不幸を感じるのでしょうか?
それは、皆それぞれが「理想の線」をもっていて、でも現実がこの線の基準に満たないと感じるからです。
理想とは遠い、自分自身を憂いたり、自分の環境を否定したりするのです。
理想の線の例としては、年収、学歴、世間体、外見、友達の数…などたくさんあります。
そして、この理想の線は可変であり、また不要なものも多いです。
そのため、どうすれば不幸を感じないかというと、理想の線をなくしたり、緩めたりすることです。
端的に言えば、今の自分を認めることです。
大人は、この理想の線を断捨離することが比較的容易です。
しかし、子供はそうはいかず、親に植え付けられた理想の線を持ってしまっています。
例えば、子供が躓いて転んだ時、何事もなかったかのようにお母さんが振る舞えば、子供は自分が転んだことが、大した問題ではないと認識します。
そうすると、子供は転んでも泣かない子に育ちます。
しかし、お母さんがすぐに駆けつけて心配した場合、子供はお母さんの普段とは違う反応を感じて、「いま自分は不幸なんだ」と思ってしまいます。
例えば、教育熱心な親が偏差値の高い大学に行け
と子供に言い続けていた場合、その期待に応えようとして、高い理想の線を作り出します。
しかし、実力がなく応えられない子供は、自己否定とストレスを抱え続けることになってしまいます。
では、いったい子供の理想の世話をなくすには、どうすれば良いか、それは2つあると思います。
一つ目は、
子供自身のことを信じ、認めることです。
特に、これは子供が自分自身の能力や性格の至らなさを不幸に感じているときに有効です。
上記の偏差値の話がこれに該当します。
二つ目は、
笑い飛ばすとこです。これは、子供が自分の置かれた周りの環境に、不当さを抱いてるときに有効です。
例えば、子供が理想のお父さん像を思い描いて、そのギャップに不満を感じるパターンです。
Aちゃんのママは料理がすごく上手とか、Bくんのパパはサッカーが上手くていつも遊んでくれるとか、
それを子供に言われたら困ってしまいますよね。
こんなときに親は、
「そんな素敵なお父さんもいるんだ、でも君たちがいくら理想のお父さん像を求めてもなれないんだよな、ハハハ。」
と、笑い飛ばしたしょう。深刻ではない顔で言うのがミソです。
もちろん、自分としてはできるかぎり、子供の期待に応えてあげたいと思う。しかし、現実問題できてなきなら、一旦その線を忘れてもらうのが大切です。
ここで暗い顔で、ダメなお父さんでごめんね。と言おうものなら、ダメでないお父さんさんこそが理想の線だと、子供の中で境界ができてしまいます。
多少ごまかしてでも、笑い飛ばす。そして、子供が僕は不幸だと思っていたことは、大した問題ではないと、気付いてもらうのを優先してください。
長かったですけど結論、
不幸は、理想と現実とのギャップにより生まれる。
自分自身のことなら、自分を認られると、不幸は消える。
子供のことなら、今のその子供を認めることと、笑い飛ばすことが重要。
今日はここまで。
ps今日ポジティブなこと
一切後回しにすることなく、優先的な仕事を淡々とこなしていくことができました!自分の成長に感動!